NISAってなに?iDeCoとの違いも含めて中学生にも分かるように説明|シンプリ

「NISA、NISAって聞くけど、結局なに?」を、ふつうの貯金との違いから順番に説明。iDeCoとの違いまで、たぶん10分でスッキリさせます。

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この記事の目次 13
  1. まず、投資には普通「税金」がかかる
  2. NISA口座だと、この20%が0円になる
  3. 「じゃあ全員NISA使えばいいじゃん」→ そうです
  4. ルール1: 年間の上限がある
  5. ルール2: 18歳以上じゃないと作れない
  6. ルール3: 1人1口座
  7. iDeCoとの違い、これが超ややこしい
  8. じゃあNISAで何を買えばいいの?
  9. よくある誤解
  10. 「NISAって元本保証あるんでしょ?」
  11. 「NISAは1年で売らないとダメなの?」
  12. 「2024年に制度が変わった?」
  13. まとめ

「NISA始めた方がいいよ」って言われるけど、

「いや、そもそもNISAって何?」

って人、たぶん日本人の半分くらいいると思います。私の周りでも、口座だけ作って放置してる人、めちゃくちゃ多い。

ちゃんと理解してからやらないと損するし、何より放置するのがいちばんもったいない。順番に説明します。

NISA(ニーサ)は、「投資で儲かったお金にかかる税金(約20%)が、0円になる」っていう、国が用意してくれた特別な口座のこと。
普通の投資口座と中身(買える商品)はだいたい同じ。違いは税金だけ。これがデカい。

まず、投資には普通「税金」がかかる

NISAの話は、税金の話から入らないと意味が分からないので、5分だけ我慢してください。

たとえばあなたが10万円で株を買って、それが値上がりして15万円で売れたとします。

儲けは5万円ですよね。でも、この5万円、まるごとあなたのものにはなりません

普通の投資口座だと、儲けた5万円に対して 約20%の税金(正確には20.315%) が引かれます。

つまり、

  • 儲け:5万円
  • 税金で引かれる:約1万円
  • 手元に残る:約4万円

「働いてもないのに税金取られるの?」と思うかもしれませんが、これは国のルールなので仕方ない。

NISA口座だと、この20%が0円になる

ここがNISAの全部です。

NISA口座で同じ取引をすると、儲けた5万円がまるごと手元に残る

5万円儲かった場合の手取り比較 ふつうの口座 儲け: 50,000円 税金: -10,158円 手取り 39,842円 NISA口座 儲け: 50,000円 税金: 0円 手取り 50,000円

差は 約1万円。儲けが大きいほど差は広がる

普通口座とNISA口座の手取り差

5万円程度の儲けでも約1万円違う。儲けが100万円になれば、約20万円違う。これは大きい。

NISAは「税金を払わなくていい口座」

商品が特別なわけじゃない。買える株や投資信託は普通の口座とほぼ同じ。箱(口座)が特別なんです。

「じゃあ全員NISA使えばいいじゃん」→ そうです

ぶっちゃけ、その通りです。投資をするなら、NISAを使わない理由はほぼ無い。

ただし、ルールがいくつかあるので、そこだけ押さえます。

ルール1: 年間の上限がある

NISA口座にいくらでもブチ込めるわけじゃない。年に投資できる金額に上限があります。

枠の種類 年の上限 一生の上限
つみたて投資枠 120万円 (二つ合わせて1,800万円)
成長投資枠 240万円 (うち成長投資枠は1,200万円まで)
合計 年360万円まで 生涯1,800万円まで

ふつうの人は月3万〜5万円くらいの積立から始めるので、上限はあまり気にしなくていいです。

ルール2: 18歳以上じゃないと作れない

NISA口座は 満18歳以上の日本居住者 が対象。

ルール3: 1人1口座

NISA口座は 一人につき一つだけ。証券会社をあとから変えることはできますが、年内に変えるのは手続きが面倒。最初に選ぶ証券会社は慎重に

iDeCoとの違い、これが超ややこしい

NISAと並んでよく出てくるのが iDeCo(イデコ)。これも国が用意した節税口座。

「どっちがいいの?」って混乱する人が多い。両方やってOKなんですが、性格がだいぶ違います。

NISA

いつでも引き出せる

  • 儲けへの税金が0円
  • いつでも売って現金化できる
  • 住宅購入・教育費にも使える
  • 節税効果:儲かった時のみ
iDeCo

60歳まで引き出せない

  • 儲けへの税金が0円 +
  • 掛け金そのものが所得控除(節税)
  • 60歳まで原則使えない
  • 節税効果:払う時から効く

ざっくり言うと:

  • NISA:途中で引き出したいかもしれない人向け(結婚資金、住宅頭金、教育費にも回せる)
  • iDeCo:完全に老後のための貯金。途中で使う気は無い人向け(その代わり節税が強い)
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iDeCo の注意点

iDeCoは 60歳まで絶対に引き出せません。途中で「やっぱ家買うから現金化したい」が効きません。20代30代でiDeCo全力はちょっとリスク高い、というのがシンプリの正直な見解。
まずはNISAでベースを作って、生活に余裕が出てからiDeCoを足すのが現実的。

じゃあNISAで何を買えばいいの?

ここまで読んで「で、具体的に何買うの?」と思った人へ。

シンプリでは投資商品をオススメする立場にはいません(金融商品取扱業の免許がいるので)。ただ一般論として、多くの本やファイナンシャルプランナーが言っている定番は以下です:

  1. つみたて投資枠で「全世界株式」または「S&P500」のインデックスファンドを月1〜5万円ずつ買う
  2. 暴落しても気にせず、淡々と 10年〜20年続ける
  3. 個別株は最初はやらない。慣れてから「成長投資枠」で挑戦する

これがいちばん再現性が高い、と言われているやり方。短期で儲ける道具ではないことだけは強調しておきます。

よくある誤解

「NISAって元本保証あるんでしょ?」

ありません。投資なので、お金が減るリスクは普通にあります。「税金が0円になる口座」というだけで、儲けを保証するものではない。ここを勘違いしている人がたまにいます。

「NISAは1年で売らないとダメなの?」

そんなルールはありません。10年でも20年でも持っていてOK。むしろ長期保有が前提の制度です。

「2024年に制度が変わった?」

はい。それまでの「旧NISA」と新しい「新NISA」は別物で、2024年から完全リニューアルされました。今NISAと言ったら、ほぼ新NISAのことを指します。

まとめ

ざっくり:

  • NISA = 儲けにかかる税金(約20%)が0円になる、国お墨付きの投資口座
  • 普通の口座と買える商品はだいたい同じ。違いは税金だけ
  • 年に最大360万円、生涯で1,800万円まで投資できる
  • iDeCoは「60歳まで引き出せない」代わりに、もう一段強い節税ができる
  • まずはNISA → 余裕が出たらiDeCoを足す、が無難

インボイス制度のときも書きましたが、税金の話は知ってるか知らないかで生涯の手取りが何百万円も変わります。NISAも同じです。やるかやらないかじゃなくて、いつ始めるかだけの問題

詳しく制度を知りたい場合は、金融庁のNISA特設ページが一次情報として確実です。実際に口座を開くなら、ネット証券(SBI証券、楽天証券、マネックス証券あたり)が手数料的に有利、とよく言われています。

ここでは、配当金の受取方法(株式数比例配分方式とか)や、特定口座との損益通算ができないとか、細かい話は省略しました。気になる人は税理士か証券会社の窓口で確認するのが確実です。