SWOT分析とは?やり方と例

「SWOT分析やっといて」と言われて手が止まった経験ない?強み・弱み・機会・脅威の4つで状況を整理するだけ。やり方と、よくある失敗まで例つきで解説します。

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Photo by Christina Morillo on Pexels
この記事の目次 6
  1. 4つの要素を整理する
  2. 具体例:街の小さなカフェ
  3. クロスSWOT:分析を「打ち手」に変える
  4. よくある失敗
  5. 他のフレームワークとの関係
  6. まとめ

「ちょっとSWOT分析やっといて」と言われて、手が止まった経験はないでしょうか。

名前は難しそうですが、やることは「4つの箱に状況を書き出すだけ」。中身が分かれば誰でも使えます。整理します。

SWOT分析(スウォットぶんせき)とは、事業や商品の状況を「強み・弱み・機会・脅威」の4つに分けて書き出し、戦略を考えるためのフレームワークのこと。
Strength(強み)・Weakness(弱み)・Opportunity(機会)・Threat(脅威)の頭文字。
ポイントは 「自分でコントロールできる内側」と「できない外側」を分けて整理すること。これだけで、やみくもな戦略がぐっと現実的になります。

4つの要素を整理する

SWOTは2×2の表で考えます。タテに「良い/悪い」、ヨコに「内側/外側」を取ります。

プラス要因 マイナス要因
内部環境(自社) S 強み W 弱み
外部環境(市場・社会) O 機会 T 脅威
  • 強み(S):自社が持っている良いところ(技術、ブランド、立地など)
  • 弱み(W):自社の足りないところ(資金不足、知名度の低さなど)
  • 機会(O):追い風になる外の変化(市場の拡大、流行など)
  • 脅威(T):向かい風になる外の変化(競合の増加、規制、不景気など)
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「内側か外側か」の線引きがコツ

強み・弱みは自分でコントロールできる「内側」の話。機会・脅威は自分では変えられない「外側」の話です。ここがごっちゃになると分析がぼやける。「これは努力で変えられる?」と問えば、内側か外側か判断できます。

具体例:街の小さなカフェ

イメージしやすいよう、個人経営のカフェで埋めてみます。

プラス マイナス
内部(自社) 自家焙煎の豆が評判(強み) 席数が少なく回転が悪い(弱み)
外部(市場) 在宅勤務で近所のカフェ需要増(機会) 近くに大手チェーンが出店予定(脅威)

ここまで整理できると、打ち手が見えてきます。「強みの自家焙煎を前面に出して、大手チェーンとの差別化を図る」「席数の弱みはテイクアウト強化で補う」——といった具合です。

クロスSWOT:分析を「打ち手」に変える

書き出すだけで終わると意味がありません。本番は4つを掛け合わせて戦略を作る「クロスSWOT」です。

  1. 強み × 機会:強みを活かして追い風に乗る(攻めの一手)
  2. 強み × 脅威:強みで脅威に立ち向かう
  3. 弱み × 機会:弱みを克服してチャンスを逃さない
  4. 弱み × 脅威:最悪を避ける守りの一手(撤退も含む)

一番おいしいのは「強み×機会」

4つの掛け合わせの中で、最優先で考えたいのが「強み×機会」。自社の得意なことを、追い風が吹いている分野にぶつける——ここが一番成果が出やすい。シンプリでは「SWOTは書いて満足せず、強み×機会から手を打つ」と整理しています。

よくある失敗

正直に書きます。SWOTは「やったつもり」になりやすいフレームワークです。

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書き出して終わり、が一番ダメ

① 4つの箱を埋めただけで満足し、打ち手につなげない
② 強みと機会の区別があいまい(内側と外側が混ざる)
③ 「強み」を自己評価で盛ってしまい、現実とずれる
SWOTはゴールではなく出発点。クロスSWOTで戦略にし、[KPI](/article/kpi-toha)で実行を測るところまでやって、はじめて意味が出ます。

他のフレームワークとの関係

SWOTはよく、他の分析とセットで使われます。

  • 3C分析(顧客・競合・自社)で材料を集める → SWOTで整理する、という流れが定番
  • 整理した戦略を、マーケティングの具体策(誰に・何を・どう売るか)に落とす
  • 実行できているかをKPIで測る

SWOT単体ではなく「現状把握 → SWOT → 戦略 → 実行・測定」の流れの中の一工程、と捉えると使いこなせます。

まとめ

  • SWOT分析 = 強み・弱み・機会・脅威の4つで状況を整理するフレームワーク
  • S(強み)W(弱み)は内側、O(機会)T(脅威)は外側。内外を分けるのがコツ
  • 書き出すだけでなく、クロスSWOTで掛け合わせて打ち手にする
  • 最優先は「強み×機会」
  • ありがちな失敗は「埋めて満足」「強みを盛る」「内外が混ざる」
  • マーケティング戦略の前段として使い、KPIで実行を測るところまでやる

マーケティングKPIKGIとあわせて押さえると、戦略まわりの会議で置いていかれなくなります。

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