介護保険のしくみとは?40歳からの保険料を簡単に解説

40歳になると給与から「介護保険料」が引かれ始める。あれ何のお金?どうやって使われる?を、健康保険との違いも含めて整理します。

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この記事の目次 7
  1. なぜ40歳から払うの?
  2. 保険料はいくら?
  3. 何に使われてる?
  4. 健康保険と介護保険、何が違うの?
  5. 「払うだけ」じゃない、いずれ使う側になる
  6. 親の介護で初めて出会うケースが多い
  7. まとめ

40歳の誕生日の翌月、給与明細に「介護保険料」という新しい項目が現れる。

「え、なんでいきなり引かれるの?」「これって自分が介護されるとき用?」と思った人、多いはず。

仕組みを順番に。

介護保険は、「みんなで毎月お金を出し合って、介護が必要になった高齢者を支える」仕組み。
日本では 40歳になると全員加入することになっていて、保険料は給与から自動で天引きされます。

なぜ40歳から払うの?

介護保険ができたのは2000年。**「自分の親や、いずれの自分のため」**にみんなで備える、という考え方で設計されてます。

40歳という線引きは、

  • 親(70〜80代)が介護を必要としはじめる年代の入り口
  • まだ働ける現役世代である
  • 「自分もいずれ介護を受ける側になる」と現実味を持てる年齢

という3点から決まりました。

保険料はいくら?

会社員の場合、健康保険料と一緒に天引きされます。月給の約1.6%程度(労使折半でその半分は会社負担)。

月給 介護保険料(あなた負担分のおおよそ)
25万円 約2,000円
35万円 約2,800円
50万円 約4,000円

自営業(国保加入者)は、市町村ごとに計算方法が違います。

何に使われてる?

集めた介護保険料は、介護が必要になった人へのサービスに使われます。

具体的には:

  1. 要介護認定(どのくらい介護が必要かを判定)
  2. ケアプラン作成(どのサービスをどれくらい使うか)
  3. 訪問介護・デイサービス・特別養護老人ホームなどの利用
  4. 福祉用具レンタル(車椅子、介護ベッドなど)

要介護認定を受けると、利用料の 9割を介護保険が肩代わりしてくれます。本人負担は1割(所得に応じて2〜3割)。

健康保険の3割負担に似てる

病院で3割しか払わないのと同じ仕組み。残り9割を介護保険が肩代わりしてくれるから、月10万円相当のサービスでも本人は1万円で受けられる、というイメージ。

健康保険と介護保険、何が違うの?

ややこしいので比較表で。

健康保険

病気・ケガ全般

  • 誰でも入る(生まれた時から)
  • 病院での医療費を3割負担に
  • すべての年齢を対象
介護保険

高齢者の介護

  • 40歳から払う、65歳以上で使える
  • 介護サービスの利用料を1割負担に
  • 原則65歳以上が使える(例外あり)

「払うだけ」じゃない、いずれ使う側になる

40〜64歳の人は基本的に「払う側」。でも、

  • 65歳以上になれば、要介護認定を受ければ使える
  • 40〜64歳でも特定の病気(がん末期、脳血管疾患、認知症など16疾病) で介護が必要になれば使える

つまり、保険料を払い続けていれば、いずれ自分が介護される時に使える。健康保険と同じ「みんなで支え合う」仕組み。

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高齢化で保険料は上がり続ける

日本の高齢者人口は増え続け、介護を必要とする人も増えています。それを支える働き世代は減っているので、介護保険料は数年ごとに上がるのが現実です。

親の介護で初めて出会うケースが多い

実は介護保険、自分が払い始めるタイミングと「親が要介護になる」タイミングが近いことが多い。

「親が脳梗塞で倒れた」「認知症と診断された」みたいな時、地域包括支援センターに行くと、介護保険の使い方を教えてくれます

順番としては:

  1. 市区町村に「要介護認定」を申請
  2. 訪問調査と医師の意見書を経て、要支援1〜要介護5までのランクが付く
  3. ケアマネージャーがケアプランを作る
  4. 介護サービス利用開始

最初は手続きが煩雑で大変ですが、**全部やってくれる「ケアマネージャー」**という存在がいるので、家族だけで抱え込まないこと。

まとめ

  • 介護保険 = 40歳から全員加入する、高齢者の介護を支える保険
  • 保険料は月給の約1.6%程度(労使折半)
  • 65歳以上で要介護認定を受ければ、サービス料の1割負担で使える
  • 健康保険は「医療」、介護保険は「介護」と覚える
  • 親の介護で初めて使う・知るケースが多い

健康保険と並んで、日本の社会保障の二大柱です。仕組みを理解しているかどうかで、いざという時の動きが変わります。

詳細は 厚生労働省 介護保険制度が一次情報として信頼できます。

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